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●明治和本●蒸気器械書明治2年板復刻海軍学校沼津兵学校本邦初の関連書

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蒸気器械書（昭和9年復刻＊海軍機関学会会誌号外）
【判型】大本4巻合1冊。縦258粍。
【作者】海軍学校（沼津兵学校）偏。
【年代等】明治2年夏初刊（［東京］海軍学校（沼津兵学校）蔵板）。昭和9年12月復刻。
【備考】分類「理学」。徳川家が沼津に設置した兵学校において明治2年（西暦1869年）に出版された本邦初の船用機関教科書の復刻版で、海軍機関学会会誌の号外として昭和9年（西暦1934年）12月1日に発行されたもの（海上自衛隊第2術科学校HP）。復刻版解説にも同様の説明を載せ、「恐らく斯学に於ける本邦最初のものと信ぜらる」とある。1巻は第1-2章で蒸気力によって船を進退する装置として「蒸気罐」「器械」「螺旋」の3つを挙げ、まず「蒸気罐」について述べ、第3章「蒸気罐の諸部分」以下第10章までその構造や部品の寸法、取扱いその他の注意事項などを詳しく記し、巻末所収の「蒸気器械図」の説明を施す。2巻には第11章以下で蒸気器械の種類や各種装置を紹介し、第29章「螺旋を挙くる装置」までを記す。3巻は第30章「器械の運転及び執り扱ひ」以下、各種装置や部品の管理方法やメンテナンス。4巻は第40章「蒸気」以下、その原理や燃料である石炭に関する諸説、馬力とその計算方法、計測器に関する第50章「蒸気器指針」までを収録する。
★原装・題簽付・状態良好。記名なし・蔵書印なし。【参考価格（初出品時の相場です）：日本の古本屋で、復刻本が、8,980円（傷み本）～59,400円】。